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北海道大学 医学部保健学科
大学院保健科学院
大学院保健科学研究院

理工学系科目

医用物理数学

医用理工学の全領域の基礎となるもので、複素数と複素平面、ベクトル演算、フーリエ変換、微分方程式など、電気電子工学や画像工学等を学ぶのに最小限必要な数学の基礎を学びます。

医用電子工学

医用機器、放射線計測装置、電子計算機等で用いられている半導体デバイスやアナログおよびデジタル電子回路の基礎を学習し、医療を支える基本的な電子工学技術を理解する能力を身につけます。

放射線物理学

各種放射線(X線・ガンマ線、荷電粒子線、中性子線)と物質との相互作用、ならびに医療応用における放射線の応用と種々の定義量について詳細に学びます。これにより、放射線が生体組織に与える影響を知ると共に、放射線を計測する方法や技術を理解します。

医用機器工学概論

医用機器の機械的要素による構成系や電気機器のシステム制御系を記述する数的手法を学ぶと共に、制御システムにおける動作の時間遅れの概念、制御系の安定性等の実際について学びます。加えてマン・マシンインターフェイス及びフェイルセーフの考え方について学びます。

投影撮影システム学

X線TV装置、CR撮影システム、乳房撮影システム、散乱線除去グリッドなど、投影像により検査を行う画像システムについて、基本原理およびシステム構成と機能、品質管理について学びます。

磁気共鳴学

磁場を用いて人体の断面を描出するMRI(磁気共鳴画像診断装置)の原理およびシステム構成と機能、機器の品質管理について学びます。特に、多様な撮影法の原理や特徴の理解を深め、MRIによりさまざまな生体情報を取得する上での物理工学的専門知識について学びます。

放射線計測学

放射線物理学を基礎として、放射線計測における量と単位を理解し、色々な放射線検出器の測定原理と特性を学びます。計測での統計的な量の扱いにはじまり、放射能計測の基礎と各論、気体や固体・液体といった検出媒体による計測機器の分類と役割について学習します。

医用画像情報学I

アナログ画像系の感光材料と感光理論、増感紙・フィルム系の画像形成過程、現像液・定着液現像処理の化学、自動現像機処理、増感紙・フィルム系ならびにアナログ画像系のセンシトメトリー、レスポンス関数・ウィナースペクトル・信号検出理論等の画像解析の基礎を学びます。

医療情報学

電子カルテや医療情報システムなどの医療・医学におけるIT技術の応用を学びます。更に、医療従事者に不可欠な医療情報の管理・安全対策・個人情報の保護など医療における情報の役割について学びます。

生命科学・医学系科目

一般臨床医学

臨床医学の基本事項を学びます。迅速な診断・救急処置を要する疾患には十分時間をかけて講義を行い循環器・呼吸器・中枢神経・消化管・腎泌尿器等が生命維持にどのような重要な役割を果たしているかを理解を深めます。それと伴に臨床医学における画像診断の役割について学びます。

放射線治療技術学

放射線治療に必要な機器類の理解および治療に必要な様々なパラメーターを学びます。放射線治療は急速に進歩しており歴史的な背景や現在の最先端の治療技術についても理解を深めます。

放射線防護学

線源・放射性廃棄物管理、輸送と運搬、外部被曝の制御及び遮蔽計算、放射能汚染の制御、環境モニタリングと個人モニタリング等、放射線施設管理の実際について学習すると共に、医療施設における放射線管理と医療被曝低減の方法について学びます。

臨床画像技術学

バリウム製剤を使用した消化管造影検査、ヨード造影剤を使用した血管造影検査・循環器造影検査について、その適応疾患と撮影方法について学習すると共に、骨塩定量装置による骨塩定量の方法、眼底カメラによる眼底写真の撮影手法について学びます。

臨床撮影技術学

全身の骨と胸部・腹部撮影について、人体の構造と病気、X線装置の原理、放射線の物理特性のそれぞれに即したX線撮影の理論と技術について学びます。

画像診断学概論

画像診断機器の原理・特性と画像解剖学の正常解剖の知識に基づき、各種画像検査法の長所と短所を踏まえた病変描出の原理と画像診断の基礎を学びます。更に、実際の臨床画像を使用して画像検査毎の病変読影の手技と画像診断に至るまでの過程について学びます。

放射線腫瘍学

癌治療の中での放射線治療の役割を理解し、また疾患ごとの放射線治療方法について学びます。特に線量・分割は重要であり腫瘍の制御に必要な量と正常組織の耐用線量を知ります。放射線技術学と関連し、各疾患の治療法の歴史的背景から最先端の治療法まで大まかに理解し、実際の臨床に役立つ生きた知識について学びます。

核医学検査技術学

シンチレーションカメラの原理と構成および放射性薬剤について学習し、PET検査を含む核医学検査の手技、画像解析の基礎を修得する。更に、放射性同位元素を使用したin vitro検査について、ラジオイムノアッセイ(RIA)法の原理・性能評価と人体採取試料の取扱い手技を学習する。

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