学生の外国語能力向上に関する取組
保健学科では、国際的視野をもった保健医療従事者の育成を目標として掲げている。21世紀の保健医療人には、先進諸国との交流や途上国への援助など、これまで以上に広い国際的視野が求められる。このため、外国語や教養科目などの全学教育や国際保健学などの専門科目を通して国際性を涵養する教育を行っている(DPより)。その一方で、これらDPを達成するためのカリキュラムは、科目担当責任教員に委ねられており、学科全体としての具体的な現状把握や課題を踏まえた具体的な方針は定まっていない。そこで近い将来、学科としての具体的な目標を定め、取組内容を具体化していきたい。また外国語能力の向上や修得に関わる中期計画に記載した内容を列記する。
- 異文化理解を深め、国内外への発信力を高めるために新渡戸カレッジを推進する。
- 保健科学の国際的指導者の育成を目的として、現在開講している国際保健学を、WHO等との連携を拡充させるとともに、英語で開講する。
- 国際的な実践能力を身に付けるために、協定大学での実践的な研修や開発途上国でのフィールド調査の機会を増やすとともに、これらを学士課程で「国際保健学演習」としてプログラム化する。大学院課程では、研究成果の発表を促進するために、「プレゼンテーション演習」「英文論文演習」「実践医療統計学演習」を設置する。
- 部局間協定校との交換短期留学(台北医学大学、高雄医学大学、チュラロンコン大学、香港大学)を継続し、併せて、協定大学教員来日時に英語による講義の実施を図る。
- 英語授業に対応するためのFDを実施する。
- 外国人教員の採用を促進する。
外国語能力の到達目標
- 辞書を使わずに英語の文献を読める程度の英語力を維持させる。
外国語能力を向上させるために実施する取組
- 定期試験において英語による出題のある授業科目を増やす。
- 開設授業科目において、英語の資料を増やす。
- 新渡戸カレッジへの入校、国際インターンシップを推奨する。
- 部局間協定校との交換短期留学(ディポネゴロ大学、台北医学大学、高雄医学大学、チュラロンコン大学、香港大学)を継続し、併せて、協定大学教員来日時に英語による講義の実施を図る。
- 開講科目「実践医療英語」の推奨ならびに専門科目では専門用語を英語で併記する等の工夫を図る。
外国語能力を把握するための取組
- 4年次学生で大学院に進学予定の者は入学試験においてTOEFL-ITPを受験させる。
取組の実施予定時期
- 令和3年度入学者より実施。