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北海道大学 医学部保健学科
大学院保健科学院
大学院保健科学研究院

児童相談所

三浦 倫寛さん

2021年卒業 作業療法学専攻
2023年修了 北海道大学大学院保健科学院 修士課程

私は児童相談所(以下、児相)で児童心理司として勤務し、療育手帳の可否にかかわる検査の実施や児童相談所に来る市民の方(主に子供)の見立てと支援を行っています。具体的には虐待を受けた児童や問題行動のある児童など、どこがその人・家族の強みで、どこに支援を必要としているのかなどを見立てて、必要な支援をしていく仕事です。
正直こうなりたいというのはなく、なんとなく人が好きというので入った部分が大きいです。笑
しかしいざ入ってみると作業療法学専攻で学んだ、人の強みを生かし、どう支援するのか、その人の生きる価値や目標は何なのかを見出し、支援することや大学院時代に目的を決めて、「なぜ?」を突き詰め、わかりやすく伝えようとすることなど、学ぶ過程で得た知識や経験がとても仕事に役立っています。 そのため、ぜひ“資格を取ったから”“大学院に行ったから”などに深く考えず、なんとなくこっちの方が面白そうだな、ワクワクするなという予感のする方に進んでみるのもありだと思います!きっと全く違う分野だとしても学んだことが生かされていくと思います!

(2024年12月取材)

北海道大学病院

渡邊 謙太郎さん

2018年卒業 理学療法学専攻
2024年修了 北海道大学大学院保健科学院 博士後期課程

私は、理学療法学専攻でリハビリテーションの基礎を学び、さらに大学院へ進学しました。大学院では、足関節捻挫の予防に関する研究を行い、3次元動作解析を用いて再発を引き起こす危険な運動パターンに関連する因子を明らかにしてきました。在学中は、経験豊富なゼミの先生方や先輩方にサポートしていただきながら、エビデンスに基づいて研究や臨床に取り組む力を養うことができた期間だったと思います。
現在は、大学院から行っている研究活動を継続しつつ、本学の大学病院で理学療法士として勤務しています。元々興味のあった整形外科領域を中心に、内部障害など幅広い疾患を有する患者さんにリハビリテーションを提供しています。大学病院では、これまで経験したことのないめずらしい疾患に出会うこともありますが、そんなときこそ本学で学んだ“エビデンスに基づいた理学療法(evidence-based physical therapy, EBPT)”の姿勢が欠かせません。
保健学科では、臨床と研究の両方の基礎を築くことができます。また、多様なバックグラウンドを持つ学生や先生方との交流を通じて、自分の知見や可能性を広げられる場でもあります。皆さんの挑戦を応援しています!

(2024年12月取材)

国立保健医療科学院 研究員

森井 康博さん

2014年卒業 理学療法学専攻
2020年修了 北海道大学大学院保健科学院 博士後期課程

私は厚生労働省所管の研究機関に研究員(厚生労働技官)として勤務し、研究者として医療経済、医療政策分野の学術研究を行うとともに、国の政策として医薬品や医療機器などの費用対効果(≒コストパフォーマンス:費用が効果に見合っているか)について専門的な見地から評価を行っています。費用対効果評価の制度は国民医療費が増加の一途をたどり、医療保険の持続可能性が懸念される中で導入され、評価結果は医薬品などの価格の調整に用いられています。
医療系のバックグラウンドを有しながら、国としての医療制度や意思決定に微力ながら関与できることにやりがいを感じながら日々、業務に取り組んでいます!
在学中は理学療法学専攻で学習した後、保健科学院の社会医療情報研究室にて医療経済や医療政策の研究に励んでいました。北大保健には臨床現場に携わることを志す方も多いと思いますが、諸先輩方や私のように、医療の中でもより広く学び、様々な進路を考えられる環境もあります。医療の専門知識を活かしながら、社会で幅広く活躍できる人材はより一層、求められると考えます。 ぜひ、豊かな学びの場がある北大で色々なことを経験し、みなさま自身の進路を歩んでください!

(2024年11月取材)

NPO法人あえりあ 代表理事
NPO法人ソルウェイズ 看護師 兼 「いけプロ」事務局

髙橋 亜由美さん

2009年卒業 看護学専攻

大学在学中は居宅ヘルパーを経験し、卒業後、大学病院ICU、訪問看護、人工呼吸器特化型の病院などで看護師として働きながら、パーソナルアシスタンス(PA)制度の介助者や、医療的ケア児のボランティアチームで活動してきました。現在は、重症児デイサービスでも勤務し、看護師としてのみではなく、SNS担当やイベント企画運営なども担当しています。
2021年にNPO法人あえりあを設立し、医療・福祉・介護の有資格者と、サポートが必要な人が、つながり合い助け合うプラットフォーム「さぽんて」をリリース。イベントやセミナーなども開催し、札幌市を中心に活動しています。
医療職・介護職・福祉職は、「資格」を活かすことに執着しがちですが、「資格を通して身につけた知識・技術・経験」を活かすと、活躍の場はとても広く、実は求められていることも多くあります。大学での授業や実習も、プライベートでの経験も、すべてが未来の自分に繋がっていきます。そして、自分なりの道をみつけて進んだ先で、大学の友人や部活の仲間、お世話になった教員のみなさんと、お仕事やコラボができるようになると、また新たな楽しみも生まれます。一つ一つの出会いや経験を大事に、大学生活をenjoyしてください♪

(2024年10月取材)

北海道大学大学院保健科学院 特任助教(アンビシャス特別助教)

安田 佳永さん

2017年卒業 看護学専攻
2024年修了 北海道大学大学院保健科学院 博士後期課程

大学・大学院修士課程を修了後、看護師として従事しながら博士後期課程を修了しました。現在は、本学の特任助教として研究活動に携わっています。主に、採血や点滴の針を挿入する末梢静脈穿刺という医療処置の失敗を軽減させるため、看護師が臨床で実践する静脈拡張手技の効果検証に励んでいます。 看護学専攻では、必要な知識や技術だけでなく、患者さんの生命力を高める質の高い看護とは何か学ぶことできます。また、臨床で生じた疑問や課題を解決するために、研究を遂行する力も培うことができます。本学で得られる学びと充実した学生生活は、宝物になるはずです。皆さんと一緒に学べる日を楽しみに、北大でお待ちしています。

(2024年10月取材)

製薬会社勤務

M. I.さん

2008年卒業 検査技術科学専攻

私は、微生物叢を標的とした創薬を行う製薬会社で研究開発部門に所属し、薬の種を育て新薬の上市につなげる開発業務を担当しています。未だ有効な治療法が見つかっていない病気等に対する医療ニーズを汲み取り、臨床試験に基づく科学的根拠の構築に取り組んでいます。 緑豊かで広々とした北海道大学で過ごした学生生活では、出身地も様々、多様な専門を追求する友人がたくさんできました。他学部生と全学教育科目を履修したこと以外にも、海外からの学生交流や、サークル活動も良き思い出です。保健学科の専門教育では、今の保健医療を支える先生方の専門的知見や技術を直接ご指導いただきました。中でも、興味を持った臨床微生物学に関する研究室で卒業研究を行うことができ、そこで出会った方々そして微生物の面白さが今の仕事ともつながっています。皆さまも北大で多くの人々と出会い、幅広い知識と深い専門性を学ばれることを願っております。

(2024年6月取材)



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