保健学科カリキュラムの特色
- 医療人に必要な教養、倫理観と感性を養う。
- 社会の中の人間、環境と人間の関係を理解できる医療人を育てる。
- 医療の高度専門化に対応できる医療人を育てる。
- 国際的視野をもった医療人を育てる。
- 研究・教育を推進できる医療人を育てる。
科目展開
導入科目(北大での学び)・一般教育演習(フレッシュマンセミナー)・総合科目・主題別科目・外国語科目・外国語演習・共通科目からなる「教養科目」、数学・物理学・化学・生物学・地球惑星科学・心理学実験・自然科学実験などの「基礎科目」、保健・医療概論、社会保障・福祉論、国際保健学などの「学科共通科目」、専攻ごとの「専門科目」の大きく4科目に分けられる。
(1)教養科目
導入科目(北大での学び)
1年次1学期に開講される科目。北大の特徴・強み・良さを理解することで本学への帰属意識を高めるとともに、これからの本学における学びを充実したものにするために必要な知識、技術、情報が提供される。
一般教育演習(フレッシュマンセミナー)
初年次の学生を対象としたさまざまな主題を持つ少人数クラスの演習。
総合科目
複数の分野を融合する科目。「環境と人間」「健康と社会」「人間と文化」「特別講義」の4科目から構成されている。
主題別科目
単一分野からなる主題別科目で、「純粋な教養」としてのコアを意識し、各教員の専門分野のあるものを一般学生向けに一般教育として展開する科目として、「思索と言語」「歴史の視座」「芸術と文学」「社会の認識」「科学・技術の世界」の5科目から構成されている。
論文指導
日本語による論理的な表現能力と論文作成能力の向上を目指す。論文の読解や観察に基づくレポートの作成と教官による添削のフィードバックを繰り返しながら授業を進める。
外国語科目/外国語演習
外国語の文献を読む力や、外国語で外国人とコミュニケーションできる能力を身につけることは、異文化についての理解を深めるとともに、これからの国際化社会において活躍するために極めて大切なことである。
共通科目
他の教養科目・専門科目を学ぶために不可欠な基礎的リテラシー(論理的文書の作成能力や情報処理能力など)の修得を目標とする科目。
(2)基礎科目
専門科目の基礎となるもので、文系基礎科目、数学、物理学、化学、生物学、地球惑星科学の諸分野における体系的講義と自然科学実験における実習、心理学実験を通して、専門科目の履修に必要な基礎知識の習得と、数学的また自然科学的発想法を学ぶことを目的とする。
(3)日本語に関する科目
外国人留学生に対して開講。
学科共通科目
知識・技能とともに人間的にも優れた医療技術者の教育を目指し、より良い効果的な専門教育ができるように、医学・医療の基礎として重要な専門基礎科目を学ぶとともに、チーム医療を目指した各種医療技術者間の連携を目的として、複数の専攻の学生が共通して受講するものである。
専門科目
各専門職者として、豊かな人間性を育みながら医療に対する総合的視野と専門的知識・技術を修得する。充実した講義・演習・実習を通して、臨床での確かな一歩が踏み出せる確かな実践力を身につける。また、フロンティア・スピリットを持ち、将来的に現場を改革していく力をもつ指導者・教育者となるための基礎的能力を養う。
カリキュラムマップ
医学部保健学科専門科目の既修得単位の認定
他の大学又は短期大学において履修した授業科目について修得した単位(外国の大学又は短期大学における学修の成果を含む)については、本学科の授業科目を履修したものとみなし、単位を認定することがある。手続きは、2年次以降に行うので、希望者は医学部保健学科教務担当へ申し出ること。