本研究室では、有用な臨床検査や分析手法を開発することを目指した研究を行っています。特に、血液中のリポタンパク質 (LDLやHDL) の脂質やタンパク質を分離・分析し、様々な疾患を持つ患者ではどのような脂質やタンパク質が変化し、健康な人との違いが起きているのかを調べています。その変化を評価する方法を開発することやその標的物質の細胞への影響などを調査すること等、幅広い研究を展開しています。また、予防医学・健康科学に関連して“食品の機能性”の研究を行っています。特に、道内産の食材を用いて食品の新たな機能性を見いだし、健康維持や健康寿命の延長に貢献していきたいと考えています。これらのテーマは臨床検査や保健科学の専門性を活かせる領域です。教育の面では、臨床検査の専門性を活かしながら国際的な視野を持つ次世代のリーダーになるような学生の輩出に貢献することを目標としています。
