本研究室では、医療技術や医療システムのある事象を情報学と経済学の手法により分析し、あぶりだされた問題点を医療情報学と医療システム学の視点により解決策を見出す一連の研究を行っています。最近では、産学地域連携による健康増進システムの開発や地デジテレビによる高齢者健康見守りシステム、更にはそれらの経済性評価などにも挑戦しています。研究室には教授と助教2名の他、学部7 名、修士4 名、博士7 名が在席しており、医学知識・オントロジー、地域医療システム、遠隔健康システム、医療経済・病院経営などの研究に取り組んでいます。
医療情報学や臨床経済学は、専門性に依存しにくいBorderless な研究領域です。研究室主催のセミナーは病院に勤務する様々な医療職や他大学の教員も参加して頂き、全員で質問・意見し合う厳しいものですが、背景の違うメンバーと意見交換することで新しい視点を得ることと思います。