修士課程
保健科学コースでは主に保健医療系学部・学科を卒業した医療技術者に対する人材育成を行う。
- 診療放射線技師および臨床検査技師を対象として、新しい放射線診断・治療システムや臨床検査システムに関する基礎から臨床までの総合的知識と専門的技術を有する高度専門技術者および高度先進技術の指導的役割を担うリーダーの育成並びに新規医療技術や医療システムの開発研究に携わる研究者を志向する人材を育成する。
- 理学療法士および作業療法士を対象として、リハビリテーション科学を基盤とした理学療法領域、作業療法領域等の最新の知識と専門技術、課題探求・問題解決能力を備えた学識豊かな高度医療専門職を育成する。
- 保健医療や保健科学に関心があり、EBHを実践しようとする栄養士や健康運動指導士なども受け入れ、医療関係者と連携できる医学的知識や検査技術を修得させる。
- 学会が認定する専門士資格取得を目指す者には、大学病院等の教育医療機関との連携により、指導者の下で実務経験を行い、資格取得への初期研修と位置付ける。
- 新技術の開発研究に従事する研究者や高度医療専門職を育成する教育者を目指す者には、個別の課題研究や研究指導を通じて、探求心や研究能力を涵養し、そのうえで、博士課程へ進学する力を身につけさせる。
博士後期課程
保健科学専攻博士後期課程では、急速に変化しつつある保健医療上の諸問題や高度先進医療の未開発領域における課題を的確に把握し、新しい視点とオリジナルな発想から研究課題を自立的に追求し、指導力とリーダーシップを発揮してその成果を世界に発信して保健科学という学問的領域の確立と発展に貢献し、高度な専門的知識と技術を伝承する医療管理者・研究者・教育者の人材育成を行う。
入学希望者の学問的背景や修了後の進路等を考慮し、教育目的に沿った履修を円滑に進めるために、修士課程と同様に履修上の区分として保健科学専攻博士後期課程においても保健科学コースと看護学コースの2コースを設置する。
保健科学コースでは、修士課程を修了した高度医療専門職者及び栄養学や体育学など保健科学に関連する学問領域の修士課程を修了した者に対する人材育成を行う。
- 診療放射線技師や臨床検査技師を対象として、先進的放射線診断と治療システムや次世代画像診断及び臨床検査システムの研究開発者や管理指導者を育成する。
- 理学療法士や作業療法士を対象として、リハビリテーション科学における先端的研究と技術開発に従事する研究者や医療管理者を育成する。
- 全ての高度医療専門職者を対象として、健康づくりや健康の保持増進に寄与する革新的臨床研究あるいは基礎研究に従事する研究者を育成する。
- 栄養士や健康運動指導士などを対象として、医学・医療や健康科学分野でそれぞれの専門性を追求した研究開発に従事する研究者を育成する。
- 保健医療系及びそれに関連する学部と大学院教育において、高度の専門的知識と技術について教授し、保健科学を学問的に継承できる教育者を育成する。