人類生態学(Human Ecology)は人間(個体・集団)の環境への適応、人間と環境との相互作用を考える学問です。研究テーマは、水・トイレ・衛生(WASH)、食と栄養、身体的健康(体格、運動、体力)、社会・心理的健康(QOL、ウェルビーイング)など多岐にわたります。海外(とくに開発途上国)のローカルコミュニティで調査研究を行うことによって、地域社会で脆弱な人々(子ども、女性、高齢者など)の安全と健康と幸福に貢献することを使命としています。
現在、人類生態学研究室は大学院生10名(留学生3名)を擁し、アジア、オセアニア、アフリカの8ヶ国においてフィールドワークを展開しています。海外フィールド体験は、若者の物の見方、人生観を変える大きなインパクトとなります。当研究室は、異文化での貴重なフィールドワーク経験を糧として、研究教育機関、医療現場、国際協力、民間企業、公務員など多様な分野へ有為な人材を輩出しています。
