医学研究院消化器外科II教室出身の外科医です。これまで、臨床の現場における疑問点を解決する研究を生業としてきました。特に肝胆膵外科を専門とし、特に手術方法・周術期管理・術後予後などあらゆる点で難治性とされる、肝門部領域悪性腫瘍・膵臓腫瘍に焦点を絞り学術活動を行ってきました。近年単施設の臨床研究での限界を知り、多施設共同研究・国際共同研究に積極的に取り組んでおります。
高難度手術の成績を向上させるためには、看護を始めとする多職種連携の重要性が述べられて久しくなりますが、今だ、肝胆膵外科においては普及に至らず、個々の施設が手探りの状況でおこなっているのが現状です。之まで培ってきた多数の経験とネットワークに、北大保健科学研究院の叡智の助け加えることができれば、手術成績向上を目指した周術期管理体制の研究・普及ができるかと思います。臨床現場での疑問点を一緒に解決していける同志を募集しております。
実際の臨床診療では、肝胆膵外科のみならず、外科診療一般・救急診療にも携わってきましたので、講義等にはそれらの実経験を盛り込んだ内容にいたしました。大学院講義も上記の内容で開設していく予定です。