看護ケアのエビデンスの構築に向けて、技術の効果、メカニズムに関する研究をしています。ケア効果の可視化を目指して、他の研究院の研究者とも協働し、独自の言語分析を創出・活用しながら、ケアモデル開発とその効果を検証しています。これまでに、気持ちよさにもつながる手浴ケアプログラムの開発と効果検証を実施してきましたが、他のケア成果についても研究を進めています。
技の記述という点では、特に熟練看護師の技に着目し、従来コツといわれてきた実践知を見える化するために、大学院生とともに動作分析の手法を用いた研究にも取り組んでいます。このような研究蓄積により、看護技術の教育プログラム開発に発展させることができると考えています。
また、感染管理に焦点をあて、看護ケア環境の清浄度に関する新たな評価システムを開発する研究プロジェクトを他分野の教員とともに開始しております。ぜひ、ともに看護の実証的研究を探究していきましょう。