近年における健康問題の特徴(がんや生活習慣病などを含む慢性病等)や、人々を取り巻く社会的な環境の変化、先進医療及び医療サービスシステムの変革などを背景に、健康問題を抱えながらもその人らしく生活するための多様な支援が求められています。
本研究室では、その人とその家族、取り巻く環境を対象とし、近年の社会的問題を含めた保健や医療に関する幅広い課題を取り扱います。在宅療養支援、移行ケアに関する研究、健康障害を抱える人を理解する研究、がん看護実践に関する研究、がん予防教育に関する研究などを行い、また臨床施設との協働により、研究成果を看護実践に還元する活動や海外でのフィールドワークも実施しています。
平成29年度からは修士課程 高度実践看護学科目群において【がん看護専門看護師教育課程】を開講しました。高度ながん看護の実践力を習得し、さらには、より効果的な看護実践の検証や新しいケア開発などのための研究能力を有するがん看護専門看護師の育成にも取り組んでいます。