小児看護学では,未来を担う子どもが子どもらしく健やかに成長・発達でき,また子どもを育てる家族が,安心して家族自身の健康やQOLも大切にしながら子育てできることを課題としています。近年,わが国は医療の高度化により,健康障がいのある子どもが増加し,なかでも医療的ケアを必要としながら在宅で暮らす子どもが急増しています。また少子高齢化,晩婚化・晩産化,共働き世帯・ひとり親家庭の増加など,子どもと家族を取り巻く環境が大きく変化し,これらの家族は健康や暮らしへさまざまな影響を受けています。
これらの課題解決に向けて,子どもを育てる家族の健康とQOL,子どもと家族へのケア・サービス,子どもの家族を取り巻く地域社会やコミュニティのあり方に関する実証研究を継続して行っています。その他,家族をケアする家族(ケアラー)の健康やQOLと支援,小児看護学教育プログラムの開発や評価に関する研究にも取り組んでいます。
松澤 明美 Akemi MATSUZAWA
matsuzawa[at]hs.hokudai.ac.jp
准教授
博士 (ヒューマン・ケア科学)
専門分野
1. 小児看護学
2. 家族看護学
研究テーマ
1. 病気・障がいのある子どもを育てる家族の健康とQOLに関する研究
2. 病気・障がいのある子どもと家族へのケア・サービスの質の評価に関する研究
自己PR
病気・障がいのある子どもを育てる家族への支援、ケア・サービス提供とそのシステムの向上、よりよい地域づくりに向けて、教育・研究・社会貢献活動に取り組んでいます。
受験者へのメッセージ
病気・障がいのある子どもを育てる家族が、安心して子育てでき、また家族自身の健康やQOLが守られる社会をめざして、なにが必要か、どうしたらよいかを、ぜひ一緒に考えましょう。