日本の高齢化は世界で類を見ないスピード進行し、人生100年時代といわれるようになりました。しかし、健康に暮らすことができる期間である健康寿命と平均寿命の差は約10年あり,高齢者の健康寿命を延伸する地域づくりが求められています。
地域包括支援センターは、住み慣れた地域で最期まで安心して暮らすことができる地域ケアシステムを構築する中核機関であり、地域包括ケアシステムの構築は、住民、関係団体、あらゆる社会資源を用いて構築する総力戦としての地域づくりを意味しています。
現在は、地域包括支援センター保健師の地域づくりに関する専門能力の解明と人材育成プログラムの開発を通じて、地域住民の健康寿命の延伸に力を注いでいます。
個人に限らず地域をアプローチの対象とする保健師に役立つ研究を国内外に発信することで地域に居住するすべての人々のwell-beingを目指しています。