心血管エコー研究室では、超音波検査の実技に精通し、かつ超音波医学領域の指導者、研究者としても活躍できる人材の育成を目的としており、北大病院の技師/医師と連携しながら、教育・研究活動を行っています。本研究室に所属する大学院生は、大学院における教育・研究プログラムと並行して、臨床現場で超音波検査の実技・読影の指導を受けながら、実践的な超音波検査研究に取り組みます (図1)。この環境は、国内では他に類を見ない特徴のひとつといえます。
当研究室では、主として、超音波法を用いた非侵襲的な心機能・血行動態の評価法の考案、各種心血管疾患の病態生理の解明や診断法の開発に関する研究を行っています (図2)。また、分野の垣根を超えた共同研究にも取り組んでいます (図3)。これにより、日常の疑問に根差した研究のさらなる展開と新たな知見の発見につながると考えています。