脳損傷患者における認知機能障害の病態解明とリハビリテーションに関する研究を行っています。特に、注意機能、メタ認知機能、意思決定といった機能に着目し、これらの行動学的特徴や、神経機構の解明、機能低下と臨床評価との関連の検証に取り組んでいます。これらの研究から得られた知見を臨床にフィードバックし、臨床的に有用な評価法や訓練法の確立、効果検証を目指します。
研究手法としては、認知機能や心理状態を測定する行動学的手法、脳波(EEG)、機能的磁気共鳴画像(fMRI)などの脳機能画像法、脳損傷者を対象に病巣と機能障害の対応関係を探る神経心理学的手法を相補的に用いています。