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北海道大学 医学部保健学科
大学院保健科学院
大学院保健科学研究院

陽子志沢

志沢 陽子 Yoko SHIZAWA

特任助教

修士(公衆衛生学)

専門分野

1. 臨床疫学 2. ヘルスサービスリサーチ 3. クリティカルケア看護学

研究テーマ

1. 集中治療分野の治療や患者予後に関する臨床疫学研究 2. 医療政策導入が与えた影響を検証するヘルスサービスリサーチ

自己PR

臨床心理学を学んだ後、メガバンクに入行、その後、学士編入で看護師免許を取得し集中治療室で経験を積みました。医療の質向上やEBPM実現の一助となれるような研究を継続し、より良い医療、医療者への働きやすい職場環境を提供できるように取り組んでいきたいです!

受験者へのメッセージ

北大は、新しい知識や関係性を得られる場所であり、きっと何物にも代え難い濃密時間を過ごすことができると思います。医療ビッグデータ、臨床疫学に興味関心をもつ仲間が増えることを楽しみにしています。

主な研究内容

限られた医療資源をどのように活用し、患者の予後改善と社会復帰を支えるかは、臨床だけでなく医療政策の視点からも重要な課題です。私は集中治療室(ICU)看護師としての経験を背景に、大規模医療データを活用した臨床疫学研究やヘルスサービスリサーチに取り組んでいます。

これまで、約7万例のDPCデータを用いて早期リハビリテーション推進の経済的インセンティブが患者アウトカムに与える影響を評価し、医療政策が臨床現場に及ぼす効果を示しました。また、ICU再入室や院内死亡リスクを予測するモデルを構築し、医療資源の最適配置や予防的介入の可能性を探っています。今後は、ICU退室後に生じる身体的・精神的問題に伴う離職や生活習慣の変化を可視化し、患者の心理・社会的側面も含めた包括的なアウトカム評価を目指します。データに基づくエビデンスを通じ、疾病予防・治療から医療制度の改善まで幅広く貢献するデータヘルス研究を展開していきます。

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