リハビリテーションに関する「運動制御」と「運動学習」について研究を行っています。この2つの研究テーマは理学療法の基礎であると考えています。現在は、主に加齢による運動制御の特徴について三次元動作解析(AIなど)を用いたバイオメカニクス的手法や筋電計を用いた神経生理学的手法を用いて調べています。運動学習について、運動観察法や運動イメージ法など認知心理学的アプローチの有効性や練習の多様性・文脈干渉効果について調べています。そして、得られた研究成果をスポーツ傷害の競技復帰プログラム、脳卒中片麻痺患者、脳性麻痺などの理学療法への臨床応用を目指しています。
所属する研究室では、スポーツ傷害や運動器傷害の受傷メカニズムやリハビリテーションに関する研究も行っています。また、健診事業、生活(運動)習慣、ロコモティブシンドロームなど予防医学に関する研究にも力を入れています。