産業保健を取り巻く現場では、労働力維持・確保のために事業者が労働者の健康に関して推進すべき課題はより多様になってきています。例えば、ストレスチェックとメンタルヘルス対策、治療と仕事の両立支援、過重労働と働き方改革等を多職種連携にて対応することが喫緊の課題です。保健師・公認心理師として企業や大学に勤務していた間、従業員や学生を支援する際は、多職種連携を実践し、その進め方の重要性を実感しておりました。
現在は産業保健看護職における多職種連携方法に着目し、モデル開発を行っております。これまでの研究では大学保健における多職種連携や、大学生のメンタルヘルスに着目した研究を行いました。そして、研究結果を実践に活用し大学生の心身の健康維持増進に貢献しました。今後も研究の発展に寄与できるよう最善を尽くしていきたいと考えております。