医療ビッグデータを活用し、現代医療が抱える多様な課題の解明に取り組んでいます。具体的には、レセプトデータや公開統計データを用いて、多剤併用(ポリファーマシー)の実態把握、医療資源の地域格差の評価、新薬の費用対効果分析、COVID-19前後の疾患別死亡率の変化の検討、高齢者における睡眠薬処方の傾向分析など、医療経済学・薬剤疫学・公衆衛生学を横断するテーマを扱っています。統計解析ソフトを用いた回帰分析・傾向分析に加え、ベイズ推定による小地域死亡率の安定化や、地理情報システムを用いた空間可視化も行っています。臨床現場での経験と数理的な分析を組み合わせ、医療の現場に根ざした実践的なエビデンスの創出を目指しており、政策立案や地域医療の質改善に資する研究を推進しています。
- 所属
専門分野
医療情報学、医療経済学、薬剤疫学
研究テーマ
医療ビッグデータを用いた高齢者の多剤併用、医療資源配分、公衆衛生政策に関する研究
自己PR
医療現場での経験と分析スキルを活かし、医療ビッグデータを用いて多面的にヘルスケア分野の課題に取り組んでいます。公衆衛生、地域医療、薬剤疫学、医療経済など幅広いテーマを対象に、実用的かつ社会に貢献できる研究を目指しています。
受験者へのメッセージ
実データに基づいた医療の課題に挑戦したい方、現場と研究の橋渡しをしたい方を歓迎します。共に新しい視点を切り拓きましょう。