患者さんにとってより良いケアの提供を目指し、安全で気持ち良い看護ケアに関する研究に取り組んでいます。
これまでは、温かいタオルで体を拭くという「清拭」に関して、どのような方法で実施することがより安全(皮膚を傷つけないできれいにする)で気持ち良い(自律神経活動、患者さんの語り)ケアなのか、を検証してきました。
ご高齢の患者さんが増える中で、皮膚トラブルを起こすことなく過ごしていただくことは、回復の遅延を予防する上でも重要です。また、患者中心ケアが回復の促進などの観点から世界的に重要視されている中で、ケアの受け手である患者さんたちが「あぁ、あったかい、気持ちいい」と少しでも辛さから解放される時間を提供することはとても意味のある事だと考えます。現場の患者さんたちの声を大切にしながら、今後もより良いケアについて探求していきます。