ヘルスリテラシーとは、健康や医療に関する正しい情報を入手、理解して、適切に活用する力です。治療の選択や、健康の維持に必要となるため、「健康を決める力」ともいわれます。なかでも日本人のヘルスリテラシーは、ヨーロッパやアジアの国々と比べても低く、情報を入手、理解するまではできたとしても、情報の信頼性を評価し、情報に基づく意思決定が難しいことがわかっています。
そこで、情報が信頼できるかをチェックする方法「か・ち・も・な・い」と、自分らしく決める方法「お・ち・た・か」をわかりやすく解説した動画をYouTube(www.youtube.com/@healthliteracy-skills)で公開しました(図1・2)。本動画を活用しつつ、ヘルスリテラシー向上をめざした研究に取り組んでいます。