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北海道大学 医学部保健学科
大学院保健科学院
大学院保健科学研究院

悠佑松谷

松谷 悠佑 Yusuke MATSUYA

講師

博士 (保健科学)

専門分野

1. 放射線物理学 2. 放射線生物学 3. 生物物理学

研究テーマ

1. 放射線飛跡構造のコンピュータシミュレーション 2. 放射線被ばく後の生物効果を予測するモデル開発

自己PR

世界5大コードの一つであるParticle and Heavy Ion Transport code System (PHITS)の開発とその応用研究を行っています。同時に、生体の初期応答であるDNA損傷から後発の応答(例、細胞死)までを予測するモデルの開発も行い、放射線防護や治療分野への応用も目指して研究を進めています。

受験者へのメッセージ

シミュレーションコードや理論モデルを用いた予測研究は、細胞実験などの基礎研究から人体の影響を解釈する重要な役割を果たします。放射線による生体影響について興味のある方は、ご連絡ください。

主な研究内容

当研究室では、放射線粒子輸送計算コードParticle and Heavy Ion Transport code System (PHITS)の開発とその応用研究を行っています。放射線が生体に入射すると、飛跡上で原子間相互作用(物理過程)やラジカルの拡散(化学過程)を発生させ、生体の初期応答であるDNA損傷や、染色体異常などの後発の応答を引き起こします。このように放射線影響は物質と放射線の相互作用が起点となるが、生物影響の発生メカニズムは不明なままです。そこで、放射線による生物影響の発生メカニズムの解明を目指し、物理や化学過程、さらにはDNA損傷から後発の応答までを予測するモデルの開発を行い、放射線防護や治療分野への応用研究も進めています。

研究開発の成果は、世界5大コードの一つであるPHITSへ実装することで、世界中のPHITSユーザーへ提供しています。このように、PHITS開発を通して、放射線の原子レベルの解析から放射線影響の正確な理解を目指しています。

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