北海道大学医学部保健学科/大学院保健科学院/大学院保健科学研究院

ニューロサイエンス研究プロジェクト

ニューロサイエンス研究プロジェクト

21世紀は脳科学(ニューロサイエンス)の時代といわれております。ニューロサイエンス研究においては、分子レベルから細胞、システム、また認知機能のレベルまで多様な研究が行われるようになりました。また、ニューロイメージング(fMRI, PET, SPECT, NIRSなど)から遺伝子解析まで、強力な研究手段が発達し、研究分野も多岐にわたっています。

保健科学研究院では、「ニューロサイエンス研究プロジェクト」を立ち上げ、分野横断的な組織拠点とし、先端的、独創的、新領域にわたる協同的な研究を発展させていきたいと考えています。本研究院独自の、自然科学から社会科学まで広範な分野におよぶ研究を展開していきます。

プロジェクト代表 傳田健三

メンバー

最近の研究

傳田健三

傳田健三

  • 児童・青年期の気分障害と自閉症スペクトラムの臨床的研究
  • 精神障害患者に対する認知機能改善療法(CRT)の効果研究
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尾崎倫孝

尾崎倫孝

  • 生物学的生体イメージングに向けた新たな光学プローブの開発
    Development of a new in vivo optical probe for biological imaging
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生体内の種々の病変をリアルタイムでイメージすることにより、様々な生理・病態学的な情報が期待されます。臨床的には、これらより正確な診断と合理的な治療に結びつくと考えられます。

我々はこれまで、生物学的特性を示す様々な光プローブを作製してきました。基本的なアイデアは、「ルシフェラーゼ再構成」の理論に基づくものです(図左上)。この理論により、様々な形態の細胞死(アポトーシス:図左下、ネクロプトーシス)等のイメージングに成功しています。光プローブは、生体内深部のイメージングが困難ですが、それに対しても工夫したプローブを作製しています(図右上)。現在、生体内の特定の分子を認識した時にのみスイッチが入る光プローブを開発しています(図右下)。
同時に、liposomeをベースとして、これらのプローブを細胞内まで確実に輸送するcarrier systemを構築しました。
これらは、将来生物学的な根拠に基づいた診断と治療に結びつくものと期待しています。

齋藤健

齋藤健

山本徹

山本徹

本研究室では、生体中の微細構造や生理活動・分子イベントを反映する新しいMRI 撮像法の開発や、アーチファクト対策・MRI 検査安全性・磁場と生体との相互作用に関する課題に取り組んでいます。MRI は、その信号発生源分子(主に水)密度のみならず、分子の動きや周囲の分子との相互作用などを反映するので、MRI によりさまざまな生体情報を非侵襲的に知ることができます。また、MRI 装置の高磁場化が進展し、金属インプラントによるアーチファクトや、撮像時に加える電磁波(RF磁場)による発熱・火傷問題などが顕在化し、喫緊の課題となっています。

○ 細動脈機能の画像化:血液二酸化飽和度ゆらぎに依存し細動脈が収縮拡張することを利用し、細動脈弾性の画像化を目指しています。
○ 間質液動態の解析とその応用:生体中の全水分量の1/4を占める間質液の酸素動態に着目し、間質液からのMR信号を強調する新しい撮像法の開発を目指しています。

横澤宏一

横澤宏一

大槻美佳

大槻美佳

本研究は2つの目的を持つ。ひとつは、ヒトの高次の脳機能がどのように司られているのかを知ることであり、もうひとつは、それらの知見をもとに臨床診断や治療/リハビリに役立つ情報を提供することである。

1. どんな認知機能がどこで担われているか(what/ where)に関して、特定の部位に限局した脳損傷患者においてどのような症状(所見)が見られるかの詳細な検討により、病巣―機能に関する仮説を得る。またこれらを裏付けるためにfMRIなどの機能画像を用いる。
2. どんなふうに認知機能が働いているのか(how/ when/ why)に関して、1.で得た知見(脳部位の知見)に、経時的な要素を加えるため、時間解像力の高い事象関連電位の方法を用いることも可能である。また、認知機能の詳細を調べることで、認知機能の構造に対する多々の仮説も得る。
3. 臨床応用として、1.2.で得た知見をもとに、疾患の診断・治療に役立つ情報を提供している。

境信哉

境信哉

  • Flow状態時の脳機能の測定:近赤外線分光法を用いて
  • 外傷性脳損傷(TBI)患者の無関連聴覚刺激に対する 能動的制御:近赤外線分光法を用いて
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コリー紀代

コリー紀代

イベント

第1回ニューロサイエンス研究プロジェクト講演会

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