生体応答制御医学分野
寄附分野「生体応答制御医学分野」は,細胞・臓器・器官・生体へのストレスおよびストレスに対する応答・適応メカニズムを科学的・医学的に究明し,ストレスを積極的に制御するための研究を行うことを目的として,2016年9月に開講しました。御寄附により維持・運営される講座のため,期限付きの開講となります。
私達は,現代のストレス社会において「しなやかにかつ力強く生きるためのライフスタイル」を提案し,新たな保健医療の(概念の)創造を試みることを目指しています。すでに,本研究院・健康イノベーションセンター「生体分子・機能イメージング部門」にて生体イメージング技術の開発と臨床に向けた応用を主体的に進めていますが,寄附分野ではこれらの研究手法および成果を基盤として,より臨床的な側面からの研究を推し進めています。
関連ホームページ
尾崎研究室:https://prometheus-lsi.com/
・生体分子・機能イメージング部門:https://prometheus-lsi.com/health-innovation/
・生体応答制御医学分野:https://prometheus-lsi.com/bio-res/
主な研究内容
1) 種々のストレスから生じる細胞死と再生(増殖・成長)による臓器のホメオスターシス維持機構の研究
・酸化ストレスとプログラム細胞死
・ストレスによる細胞傷害の発生と進展機構の解明
2) ストレス抑制のための基礎的研究
・香料のもつ抗ストレス効果・疾患予防効果の基礎研究
・発酵食物のもつ抗ストレス効果,疾患発生予防効果の研究
・脳ストレスの客観的解析と制御に関する臨床研究
分野構成教員一覧
教授
尾崎 倫孝 (兼務)
特任講師
客員教授
・梅澤 一夫(愛知医科大学 分子標的医薬寄附講座・教授)
・小澤 岳昌(東京大学 理学系研究科・教授)
・森田 直樹(産業技術総合研究所 生命工学領域 生物プロセス研究部門・総括研究主幹)
研究員
・根本 英幸(株式会社コーケン 研究開発室)
・堀江 裕紀子(株式会社コーケン 研究開発室)
・伊藤 麻里(株式会社コーケン 研究開発室)