北海道大学医学部保健学科/大学院保健科学院/大学院保健科学研究院

保健学科・学院・研究院について

北海道大学は、大学院に重点を置く基幹総合大学であり、その起源は、日本最初の近代的大学として1876年に設立された札幌農学校に遡る。爾来、帝国大学を経て新制大学に至る長い歴史のなかで、本学は、「フロンティア精神」、「国際性の涵養」、「全人教育」及び「実学の重視」という教育研究に関わる基本理念を掲げ、培ってきた。

なかでも、実学の重視という理念は、札幌農学校が設立後の様々な苦難を乗り越えて総合大学へと発展する過程において二つの意味を含みつつ定着した。即ち現実世界と一体となった普遍的学問の創造としての研究と、基礎研究のみならず応用や実用化を重んじ研究成果の社会還元を重視するという意味である。

現在、急速な少子化・高齢化による人口構成の急速な変化や、ライフスタイルの大幅な変化による生活習慣病の増大といった保健医療上の新たな諸問題が発生しており、実学を重視する北海道大学は、これに対応できる人材養成と学術貢献を行う責務があると考える。このため、学術研究の動向や社会的ニーズ等を踏まえつつ、教育研究組織の見直しを行うシステムとして、大学院において、学生所属組織と教員所属組織を分離することとした。本学では、伝統的な学問分野での研究の蓄積を発展的に継承するとともに、先端的・学際的な研究と知識の教授を目的とする「学院・研究院」構想の推進を中期計画に掲げており、その社会的背景に応じて、学校教育法第100条ただし書に規定する研究科以外の教育研究上の基本となる組織として新たな大学院組織を設けることとした。

研究上の目的から設置する保健科学研究院と、この領域における確かな学術理論と実践的な応用研究に裏打ちされた人材養成を行う教育上の目的から保健科学院を設置することは、地域における医療水準の向上と健康の増進に寄与することはもとより、国立大学法人として我が国の保健科学領域における高等教育及び学術研究水準の向上と均衡ある発展の実現を目指すものである。

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