高度脂質分析ラボラトリーについて

高度脂質分析ラボラトリーは通常の検査室・研究室では分析できない脂質や脂質代謝関連物質を、独自の高度な技術で分析します。 動脈硬化・炎症などに関係する過酸化脂質や酸化リポタンパク質、脳機能に関係するプラズマローゲンに代表される生理活性リン脂質、食品を介して体に入る抗酸化物質や中鎖脂肪酸などは、微量で不安定であるために分析が難しいものです。私たちは高速液体クロマトグラフ質量分析計,カーボンナノチューブセンサー,モノクローナル抗体,培養細胞を用いる評価系、疾患モデル動物を用いる評価系などを独自に開発して分析体制を整えてきました。
高度脂質分析ラボラトリーは、このような分析系を通して初めて観察できる現象や物質に関する情報を社会に提供しています。企業(食品、薬品、臨床検査関係)や他の研究機関と共同研究開発を活発に進めており,研究成果は国際雑誌や学会で発表するだけでなく特許出願して企業が利用しやすくしています。高度脂質分析ラボラトリーは北大のリサーチ&ビジネス・パーク構想に組み込まれており,北海道における産学連携の発展に貢献することが期待されています。スタッフの多くは国の大型研究プロジェクト予算や科学研究費などの外部資金で雇用された博士号を持つ研究者で、運営資金には以上の予算の他に企業からの共同研究費や受託研究費が用いられています。

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高度脂質分析ラボの概要と理念と目標

概要

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理念

新技術・高度技術を駆使し、新しい脂質評価法を開発し、人類の健康増進に貢献する。

目標

  • 脂質分野でオンリーワン技術を蓄積し、脂質研究の世界的研究拠点を目指す。
  • 産学連携を推進し、研究成果を社会還元する。
  • 食と健康の研究で北海道の地域振興に貢献する。
  • 脂質科学・臨床科学・健康科学の研究者・教育者を育成する。